2018年に新しく完成した第3プラントでは、3,200t/日の汚泥を処理することができます。重さ9tをひと掴みで投入できる全自動原料供給クレーンや独自の混合原理によって高い撹拌性能を持つアイリッヒミキサーなどが組み込まれています。
500m3の原料ストックヤード内でセンサーによって原料の位置・量を感知し、ひと掴み6m3をエコスクリーンまで100t/h搬送します。
これにより、作業時間の短縮や原料搬送の効率化、さらには生産性・安全性の向上が期待できます。
150mm以下をふるい分けるエコスクリーンを採用。高性能でありながら、低騒音・低振動を実現しています。粘りの強い原料の中からでも石などの異物を容易にふるい分けることができます。
汚泥などの原料と添加剤などの粉末原料を、回転する2本のロール間に通すことにより、原料中の粘土塊をほぐしながら、同時に添加剤などを確実に練り込むことができます。また、圧縮・粒度調整を行います。
原料と添加剤の混合と搬送を同時に行う連続式です。シャフトに取り付けられたパドルが、原料を掻き合わせるように動くため、原料と添加剤の混合・混練・造粒に優れたミキサーです。
下部にあるアイリッヒミキサーと連動しており、原料を溜めて、固まりつつある原料を解砕(ほぐし)しながら一定量を搬送します。これによりミキサーの機能を最大限に活かすことができるのです。
革新的なミキシング技術を持つアイリッヒミキサーは、回転する混合パン(釜)が連続的かつ効率よく、原料を内部にある2本の混合工具へ移動させることにより、原料の均質化・短時間処理を行い品質を高安定化することができる特殊なミキサーです。
お客様からご相談を頂いた際に受け入れ可能かを検査する1次品質管理を行い、その後処理作業中も2次・3次を定期的に行います。
具体的には、再生土の簡易策定を2時間に1回、そのほか場内の水質検査(簡易)やプラント内・周辺の臭気測定も実施しています。また製品として出荷する前には第三者機関への分析委託を1ヶ月に1回行い、お客様に安心していただける品質の維持を心がけています。
アイリッヒミキサーで処理を行った後、再生土などはストックヤードに運ばれます。
2ヶ所で4,658m3を誇る広さのものを保有しており、随時流れている再生土はセンサーによって管理され、一定量を超えると次の場所に落とされるようになっています。